AI実装検定A級 勉強法|難易度と合格までに実践した学習プロセス

ai-exam-study-workspace

はじめに

ここ数年でAIの進化は目覚ましく、開発の現場でもAI関連の話題を耳にする機会が増えてきました。
私自身もAIがすごい技術であることは理解していたものの、機械学習の仕組みについてはほとんど知らない状態でした。

そこで基礎から学んでみようと思い、AI実装検定A級を受験しました。

本記事では、実際に受験して感じた試験の内容や、勉強方法についてまとめています。これから受験を考えている方の参考になれば幸いです。

AI実装検定A級の難易度と特徴

AI実装検定A級は機械学習の基礎理論が出題範囲となる試験です。
問題は以下の3分野に分かれており、それぞれ20問ずつ出題されます。

  • AI
  • 数学
  • プログラミング

専門的な内容に見えるかもしれませんが、実際は基礎をしっかり理解していれば十分対応できるレベルでした。

用語の暗記だけでは不十分で「なぜそうなるのか」という理解は求められます。
ただ、研究レベルの高度な内容が出るわけではありません。
機械学習の初学者でも十分合格が可能な、AI関連資格の最初の一歩としてちょうど良い難易度だと感じました。(私も初学者です)
※試験の詳細なシラバスや受験方法については、公式サイトをご参照ください。

使用した教材について

まずは公式テキストを一通り読みました。ただ個人的にはそれだけでは少し物足りなさを感じました。

特に感じたのは問題数がそこまで多くないことです。理解を深めるにはやはりある程度の演習量が必要だと思いました。

そのため、公式テキストを軸にしつつ、追加で問題に触れられるサイトなども活用しました。
以下は私が使用したサイトです。

AI-Learning
約500問の問題が掲載されており、公式テキストでは扱われていない内容も多く試験対策として役立ちました。
一方で正解や解説に誤りがある問題も一部あるため注意が必要です。(正解に誤りがあるものはChatGPTに聞いて解説してもらいました)

AI実装検定A級 対策道場 問題集
約90問が掲載されており、解説が丁寧で今振り返ると問題の難易度も本番にかなり近かったと感じています。
あわせて公開されている解説動画も試験を受ける上でとても参考になりました。

AI分野の勉強

AI分野は公式テキストで大体カバーされており、基本はテキストの内容で十分です。
ただ、個人的に補強しておいた方が安心だと感じたのは活性化関数についてです。

特に押さえておくとよいのは以下の3つです。
(活性化関数の式、出力範囲、特徴(勾配消失が起きやすいなど)を理解できると良いです。)

  • sigmoid
  • ReLU
  • Leaky ReLU

sigmoidに関しては、入力値がいくつの時に出力がいくつになるかはある程度覚えておくと楽です。

数学分野の勉強

数学分野は個人的には一番不安が残りやすいパートでした。公式テキストにも内容は載っていますが、それだけでは少し心もとないと感じました。

特に押さえておきたいと感じたのは次のあたりです。

  • 三角関数の微分
  • logの微分
  • ネイピア数の微分
  • 因数分解を必要とする極限値の計算
  • ベイズ確率

どれも事前にポイントを絞って復習しておけば十分対応できるレベルです。
数学に苦手意識があっても、対策次第でしっかり得点源にできる分野だと思います。

プログラミング分野の勉強

プログラミング分野ではPythonの基礎に加えて、以下のライブラリの基本的な使い方を押さえておく必要があります。

  • numpy
  • pandas
  • matplotlib
  • seaborn
  • scikit-learn

内容自体は基礎的なものが中心ですが、テキストやWebサイトを読むだけでは個人的にはあまり理解が定着しませんでした。

そこで実際にコードを書いて動かすようにしました。
配列を作ってみる、データを読み込んで集計してみる、グラフを描いてみる、といった小さな実践を繰り返すだけでも理解度はかなり変わります。(私はGoogle Colabで実行環境を用意しました)

がっつり開発経験がなくても問題ありません。Pythonの経験が浅くても十分対応できるレベルだと感じました。

さいごに

今回AI実装検定A級に挑戦して一番よかったのは、これまでブラックボックスだった機械学習の仕組みが、基本レベルとはいえ自分の中で整理できたことです。

私の勉強時間はおよそ40時間ほどでした。日々少しずつ勉強を積み重ねれば合格が狙えると思います。
(私の場合は分からないところをChatGPTに聞いて腹落ちするまで理解を深めるというやり方がとても効果的でした)

また、本番は60分という制限時間があります。私は解き終わったときに残り時間が5分ほどしかありませんでした。時間がかかりそうな問題に固執せずいったん後回しにするなど、時間配分を意識することも重要だと感じました。

これからAI実装検定A級を受験される方にとって本記事が少しでも参考になればうれしいです。

株式会社SPで一緒に働いてみませんか?

SPはエンジニアの成長を大切にする会社です。

ご興味ある方は一度気軽な雰囲気で、カジュアル面談はいかがでしょうか?

どのような課題を
解決したいですか?

株式会社SPでは、お客様の取り組みに寄り添いながら、
課題解決を伴走支援していきます。

まずはお気軽にこちらからお問い合わせください。

お問い合わせ・相談する(無料)